【宿泊記】ザ・リッツ・カールトン日光(2022.10.28~29)
約1年前からポイントで予約をしていた10月、11月のザ・リッツ・カールトン日光。紅葉の時期のピークがどのあたりか分らなかったため、あえて3週に分けての予約でした。結果的に中禅寺湖の紅葉のピークは今回訪問の週でした。竜頭の滝や湯滝は1週前がピークでした。紅葉の季節真っ只中に訪れたザ・リッツ・カールトン日光の宿泊記をご覧いただけたら幸いです。
- 明智平ロープウェイ
- 半月山展望台
- 中禅寺湖畔の紅葉
- ザ・リッツ・カールトン日光
- 館内のお散歩
- 庭のお散歩
- 夜のお散歩
- ザ・リッツ・カールトン日光の朝食
- 中禅寺湖でランチ(手作りの味 タロー)
- 中禅寺湖で夕飯(鮨くろさき)
明智平ロープウェイ
初めて訪れた明智平ロープウェイと展望台。早朝6時半過ぎにはいろは坂を通るため、かねてより気になっていた明智平展望台からの景色を見たくて最初の目的地にしました。明智平ロープウェイ駐車場は2か所あり、一方通行2車線のいろは坂上りにあっては、有料駐車場は右車線、無料駐車場は左車線から入ることとなります。私は不慣れで左車線しか意識しておらず、無料駐車場に入りました。気をつけなければならないのは、位置関係として有料駐車場が手前で無料駐車場が後にあるため、有料駐車場を通過して無料駐車場に入ることになります。そのため、道路は一方通行ですので無料駐車場が混雑していても逆走して有料駐車場に入り直すことはできません。無料駐車場はおそらく24時間開場、この日の有料駐車場は7時半開場です。但し、有料駐車場とはいえロープウェイ利用者は割引券が配布されるため実質無料になります。無料駐車場はロープウェイを利用しない人が景色の撮影目的で短時間の駐車のため回転が早く、車が並んでいたとしても待てば駐車できると思います。
訪れた日は紅葉見物のピークが見込まれる期間だったため、通常9時運転開始のロープウェイは8時に運転開始でした。予め日本交通株式会社のホームページで告知されるため要チェックです。駐車場から見える山肌や谷の紅葉もかなり進んでいて見頃です。素敵ですね。ロープウェイに乗ると3分程で展望台のある山頂に到着です。
展望台につくと、そこには信じ難いくらいに素晴らしい景色が広がっていました。華厳の滝が見えて、その先に中禅寺湖。山肌の紅葉と澄んだ青い空。圧倒される景色です。遠巻きに見えるため、見ていて圧迫感もなくずっと見ていられます。これはロープウェイに乗って見に来る価値大ありです。感動しました。とはいえ、紅葉シーズンに混雑を極力避けながら紅葉スポットを巡るには午前中が勝負。30分ほど鑑賞したあと、次の目的地の半月山展望台に向かいました。
半月山展望台
半月展望台へ続く一本道は、午前7時に道路閉鎖の門が解除されます。この日は明智平展望台に寄ったあとのため、門の通過は9時近くでした。結果的にこの時間に半月山に向かって正解でした。お日様が上って中禅寺湖を照らす影の影響を踏まえると、7時だとやや早めで八丁出島付近に山の影が映り込み、9時過ぎだと影の影響をあまり受けないことが分かりました。
先週21日に訪れたときよりも八丁出島の紅葉が進んでおり、赤色がより鮮明になっていました。半月山駐車場からはけっこうな山道を30分近く歩きますが、頑張って登って目にする価値がある素晴らしい景色です。八丁出島と周囲の紅葉、中禅寺湖の碧さ、男体山の雄大さ、そして広がる青空。こちらも日光の紅葉では外せない絶景スポットですね。
八丁出島はまるで花束のように色とりどりな紅葉の姿です。解像度が粗くピンも甘い画像ではありますが、それでも素晴らしさは伝わるのではないでしょうか。
中禅寺湖畔の紅葉
半月山展望台のあとは、中禅寺湖の遊覧船で湖上を1周しました。船上から見る紅葉も素晴らしく、遊覧船に乗るならやはりこの時期だなと感じました。一方で八丁出島を愛でるには、八丁出島全体が視覚に入る展望台からのほうが好みでした。湖上からは八丁出島ではない湖岸の紅葉も負けじと素晴らしいのです。その後は、徒歩で中禅寺湖畔を散策し紅葉を楽しみました。
ザ・リッツ・カールトン日光と界の背に広がる茶ノ木平の紅葉。もはや楽園です。
紅葉と男体山の対比が画になりますね。素晴らしい。
同じ木でも枝によって黄色だったり赤色だったり。紅葉は自然の織りなすコントラストが素晴らしいですね。
ザ・リッツ・カールトン日光
中禅寺湖で紅葉を楽しんだ後は、湖畔の道路と平行に一本高台を走る通り沿いにあるレストラン・タローでランチを頂いてから、車を華厳の滝駐車場に停め、徒歩でホテルへ向かいチェックインしました。
通用門前にある小さな木の紅葉が上品で風情があります。
玄関に向かうアプローチ沿いにも紅葉が広がっています。青空もきれいで、天気が良いのは何ものにも代えがたく有り難いですね。
この日はチェックインの時間帯はそれほど混雑していませんでしたが、ウェルカムドリンクを部屋でと勧められたのでそのようにお願いしました。チェックインの手続きも玄関ロビーの待合席でした。その後セルフでリバーサイドガーデンビューの3階のお部屋に向かいました。前回が2階の一番華厳の滝寄りの隅だったので、それに比べると良い部屋に当たりました。
今回はツインタイプのベッドのお部屋を予約していました。57平米のお部屋は広々していて、やはり居心地最高です。
ツインタイプだと寝相が悪くても安心です。
リビングとベッドの間には扉があり、間仕切りが可能です。締めてもガラス戸のため開放感は邪魔されず広々と感じます。
リビングにあるソファに寝そべるのが密かな楽しみです。バルコニーに足を向けて寝そべり、クッションに足を乗せると、とても楽な寝心地で気持ちいい。窓の外の景色を眺めながらが最高です。
洗面台もツインタイプでそれぞれ独立して使えます。歯磨きや髪を乾かしたりする時間に使用が競合しないのはありがたいですね。
お風呂からの景色も最高です。大浴場の温泉が秀逸すぎるため、部屋のお風呂は浸かる時間がなかなかないのが実情ですが、入るとリヴァーサイドビューの景色を堪能できます。
テレビは角度を自由に変えられるため、部屋のどこからでも見やすいです。一方でリモコンの内容が多機能すぎて、なかなか使いこなせません。普通に地上波を見たいだけだけど四苦八苦でした。(笑)
バルコニーのソファもお気に入りです。座りながら寝そべりながらゆったり過ごすのが大好きです。バルコニーでゆったり過ごせるのもこの季節まででしょうか。冬はバルコニーで過ごすのは寒くて厳しそうですね。
お部屋に届けられたウェルカムドリンクの柚子スパークリングジュース。お部屋でゆっくりいただくのも悪くなかったです。
バルコニーからの景色です。大谷川(だいやがわ)も見えます。
レークハウス越しにわずかですが中禅寺湖も見えました。夕暮れ時が綺麗でした。
部屋から男体山が目の前なのは迫力がありました。まるで男体山が腕を組んでこちらを見ているようです。いわゆる男体山ビューのお部屋ですね。
部屋でゆっくりしているとウエルカムスイーツが届きました。2段の箱入りです。今回は何でしょうか、楽しみです。
ブドウ2種類とおかき、きな粉チョコがけの胡桃でした。黒ブドウはさほど甘くないけれど、マスカットとチョコはすこぶる美味。おかきはピリ辛でした。
館内のお散歩
知ってはいても、見るたびに新鮮でワクワクしてしまう、館内の景色を見る探検に出発です。
ロビーラウンジはソファがゆったり配置されていて素敵です。私のような庶民が当たり前のように座るにはやや敷居が高く感じますが、勇気を出して座ってみました。
暖色の灯りも相まって見た目にも落ち着くスペースです。でも座ると高級すぎて落ち着かないかも(笑)
ロビーラウンジではアフタヌーンティーをいただくこともできます。いつも窓側席で頂いていましたが席が小さいので、ラウンジ中程のゆったりしたソファ席も良さげですね。
迫力ある絵画も落ち着いた色調で空間と調和しています。ロビーラウンジの象徴ですね。
ザ・バーはウイスキーがずらりと並んでいます。初めて来たときはチェックインの会場としても利用しました。地元のシングルモルトバーにいったことがありますが、スモーキーだったり飲んでいてなかなか楽しいですよね。
お洒落な空間です。ザ・バーにいつかは来てみたいものです。お酒を飲むなら夕飯のときに一緒に飲んでしまうけれど、みんなレークハウスで食事した後に、更にバーでアルコールを頂いているのかな?
1階廊下を温泉棟に向かった景色です。和モダンな広々とした空間で非日常に癒やされますね。
リッツライオンは見ざる言わざる聞かざるです。可愛いですね。部屋にもある風呂敷のバッグも飾ってありました。
本館から温泉等への中庭です。こちらの景色も素敵です。灯籠が夜は人に見えて、いつも驚いてしまうのは私だけでしょうか。
温泉棟に入ってすぐにあるトレーニングジムです。ミネラルウォーターやおしぼりも完備です。
本格的なマシンがずらりと並びます。地元のジムより快適に汗を流せそうです。
ランニングマシンも大充実。トレーニング後に温泉に浸かるのも良いですね。気持ちよさそう。
まるでゲームのラスボスが待つダンジョンのよう。厳かな神殿のような静寂なアプローチです。温泉の部屋へと続いています。
温泉手前にある湯上がりのスペース。ミネラルウォーターもあり、湯上がりにクールダウンで寛ぐこともできます。待ち合わせにも便利です。
湯上がりスペースから見える景色です。左右は男女の露天風呂と思われます。露天風呂からは概ね画像のような庭と紅葉が楽しめます。
温泉は日光湯元温泉の源泉を引いており、硫黄泉が楽しめます。私も大のお気に入りの温泉です。
庭のお散歩
庭の景色も素晴らしいです。特に紅葉の季節はどこを眺めても画になります。
日本料理レストランと本館と青空。映えまくりです。
レークハウスと男体山。芝生の緑も綺麗ですね。
中禅寺湖方面の景色。ザ・リッツ・カールトン日光が湖畔の絶好の立地であることが分かりますね。
夜のお散歩
夜の静寂に包まれながら部屋に明かりが灯っていて綺麗ですね。明かりの数が幸せな数ですね。こうしてゆったりと夜が更けていきます。
ロビーラウンジも夜はまた別の顔を見せてくれます。湯上がりにここで寛ぐのが日課になりました。
ザ・リッツ・カールトン日光の朝食
ザ・リッツ・カールトン日光の朝食は、滞在のメインの楽しみといっても過言ではないほど豪華な朝食です。完全予約制で、本館1階にあるレストラン、日本料理byザ・リッツカールトン日光で供されます。お値段は1食7,500円で、マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上の会員は20%のディスカウントが、ゴールドエリートは15%のディスカウントがあります。
入口を入ると長い廊下があり、その奥にレストランフロントがあります。予約の名前を伝えると席に案内してもらえます。
私は席はいつも窓側をリクエストしますが、中程のテーブル席のほうは段差で高台になっており、会場の窓全体から庭を眺められるため、そちらのお席もおすすめです。私の座った窓側席からは窓越しに紅葉の中庭やその向こうに中禅寺湖が見えました。
ビュッフェ台には牛乳やコーヒー牛乳、ヨーグルト、シリアル、パンナコッタ、プリンが並んでおり、こちらは好きなだけ食べることができます。おすすめは何といっても日光御養卵プリンです。滑らかで甘くて濃厚な味わいはやみつきになります。食事はオーダードリンク、サラダ、パン、メイン、食後のドリンクの順に提供されます。チェックインの際に伝えてある和朝食希望であることの確認があった後、いざビュッフェ台から好きなものを取ります。
牛乳は意外と日常では飲む機会がないため貴重です。レモン牛乳はレモン風味の甘い牛乳です。
シリアルもひと通り揃っています。シリアルがあるとなんだか安心感がありますね。
やはりコーヒー牛乳は外せません。大人にも子供にも人気がありました。
苺ヨーグルトは苺ソースが底にあるので混ぜて食べます。プレーンは無糖タイプです。
今日は日光御養卵プリンのある日でラッキーでした。皆さんに大人気です。
パンはロゴの刻印が入ったキューブパンとクロワッサン、ヘーゼルナッツパンでした。ヘーゼルナッツパンはイチジクや杏のような果実が入っていてとても美味しかったです。
海老原ファームのグリーンサラダは新鮮な野菜を特製のドレッシングでいただくことができます。
食前ではありますが、メインが届くまで20分〜30分は待つので、その間にとプリンを食べました。先にヨーグルトやプリンなどを食べているため、サラダを食べた時点である程度お腹いっぱいな感じがしてきます。このあとにゴージャスなメインの数々があることを踏まえ、少しセーブしながら食べ進めました。
いよいよ和朝食膳が木箱に入って登場です。スタッフの方が蓋を取ってくれると、宝石箱のようなおかずが目に飛び込んできます。美味しそうで華やかで目映いですね。メインはローストビーフのほか、お造りや焼き魚もあり、ランチやディナーとしても遜色ない豪華な内容です。この日の焼き魚はサーモンでした。サーモンの風味がそのままぎゅっと詰っていて脂も乗っており美味しいです。この朝食が食べたくて泊まりに来る。そう言っても過言ではありません。
中禅寺湖でランチ(手作りの味 タロー)
この日のランチはどこも予約していなかったため、ちょうどお昼時の11時半くらいに以前から気になっていたタローさんにお邪魔しました。
豚キムチ丼ランチはボリューム満点。マヨビームをかけて味変しながら食べるのも楽しいです。1,350円でした。また行っても良いお店かと聞かれたら、他のお店の魅力も試してみたいけど、リピートは全然ありな良いお店だと思います。メニューも豊富でした。
中禅寺湖で夕飯(鮨くろさき)
中禅寺湖で夕飯といえばやはりここでしょう。というか、ホテルの外で夕飯を食べるならここ一択で良いくらいです。予約必須ですが、一巡目の予約が満席でも二巡目の予約を快く受けてくださる良心的なお店です。
いつも18時の開店と同時に予約をいれます。早めに食べて、ゆったりとホテルで過ごしたいですからね。ザ・リッツ・カールトン日光から歩いて1分程度の近さも良いですね。
炙りマグロ山かけ丼。本日のおすすめだったので注文しました。大ぶりのマグロが炙ってあり、とろっとろで美味しいです。
海鮮丼も間違いのない美味しさ。湯葉もネタで入っていて日光らしさを感じます。