【宿泊記】ウェスティン都ホテル京都(2023.1.6~1.8)
私の数少ない京都のホテル経験の中では1番お気に入りのウェスティン都ホテル京都。ミツイや翠嵐に興味もありますがまだ泊まったことがなく、そこに辿り着く前にウェスティン都ホテル京都で大満足してしまっています。今回はポイント泊で、1月6日は40,000ポイント、1月7日は54,000ポイントの利用でした。宿泊記をご覧いただき、楽しんでいただければ嬉しいです。
- ホテル外観・ロビー
- ゲストルーム(ジュニアスイート 1キング)
- 館内・庭園
- SPA 華頂
- 朝食(オールデイダイニング 洛空)
- ウェスティンクラブ(アフタヌーンティー)
- ウェスティンクラブ(イブニングカクテル)
ホテル外観・ロビー
いつ見ても大型ホテルの外観🏯天守閣のような部屋が見えお城のような印象も。正面から見えるのは一部に過ぎず、更なる奥行きには多くの客室があり、5階や7階には庭園も広がっています。とてもスケールの大きなホテルです。
表通りから見えるホテルの姿はクラシカルな豪華絢爛そのもの。明かりが灯るとなおのこと華やかさが伝わってきます。クラシックなミヤコホテルの石碑もホテルの歴史を感じさせます。
エントランスはお正月の門松やしめ縄が設えてありました。ホテルが大きいだけにエントランスも広々としています。ロビースペースもとても広く、レセプションは3箇所あります。到着の際はスタッフの方がクラブラウンジ利用可能であることを確認して3階ラウンジにてチェックインに案内して頂きました。
ロビーの席はゆとりのある配置で、チェックインやアウトの際にゆったりと腰を降ろすことができます。レセプションから一番遠い位置にはクラブラウンジのある3階まで直通のエスカレーターもあります。
2階から見たロビースペース。広さと天井の高さが伝わると思います。開放感が半端なく視界が通ります。天井から吊り下がるオブジェや中央に設えてある大きな花木はウェスティン都ホテル京都ではすっかりおなじみです。
感謝と書かれた大きな書が1階エレベーターホールに飾られ、お正月らしく酒樽も奉納されていました。季節と和を感じて気持ちがほっこりしますね。そして滞在の気分も盛り上がります🍀
ゲストルーム(ジュニアスイート 1キング)
部屋は6階のジュニアスイートでした。今回もアップグレードしていただけました。前回の部屋との違いとしては、景観が屋上庭園ビューであること(景観がとても良いというニュアンスではなくただ目の前にある感じです)、洗面台が1つであること、テレビが2台あること、執務席が無いことくらいでしょうか。ある程度の広さのベッドスペースとリビングスペースがセパレートされているので、前回も今回もジュニアスイートとしては充分に満足でした🍀
リビングスペースはソファと椅子があり、ゆったりと腰掛けられます。🛋クッションもたくさん。ミニバーコーナーや冷蔵庫も近くにあります。家具が多く配置されているため、忖度なしに言えばリビングだけ見ると意外に広さは感じません。
ミニバーコーナーはネスプレッソのほか紅茶、煎茶もあります。鉄器の急須もありました。冷蔵庫の中にはワインやビール、ジュースなどが入っています。スペースに少し空きがあるので、ペットボトルなど持参していたら冷やすことは可能です。
グラスやコップ類はひと通り揃っていて便利です。丸底のグラスはジュースやビールにも万能です。氷が必要なときは届けてもらうことができます。
リビングからベッドルームの眺望です。壁には備え付けのテレビがあります。部屋同士で間仕切りがありますが、開けておくと開放感があります。
ベッドはキングサイズで広々。ベッドサイドには充電用のコンセントやUSBに対応しています。個人的にはテレビは1つで良いのでリビングとベッドルームが開放できると、より広く感じて良さげです。
ベッドルームからリビングの眺望。ベッドからもう1台あるテレビを見ることができます。部屋は扉を閉じることができ、寝る際に便利ではありました。
洗面台は1つでした。これは2つあると便利なんですよね。タオル類はいつも多く使うのを覚えていてくださっているのか、多めに準備されていました。暖色の優しい灯りのドレッシングスペースはリラックスして支度ができます。
アメニティは前回同様にソティスでした。なかなか自分では買わないブランドなので、こういう機会に使ってみたいので嬉しいサービスですね。トイレは手洗いも併設のタイプです。
バスルームはゆったりとした間取りでバスタブも洗い場も申し分ない広さです。入浴はSPA華頂に行くため部屋の湯船には浸かりませんでしたが、ゆったりと浸かれそうな印象でした。バスアメニティはWHITE TEAです。
ウェスティンクラブやダイニング、スパの案内です。ウェスティンクラブ(クラブラウンジ)は7時〜21時までの営業です。コロナ禍においてビュッフェ形式を取っていただいているので、営業時間としては御の字だと私は感じています。朝食はクラブラウンジだと7時からの営業で品数も洛空のほうが豊富ですが、クラブラウンジでは朝からシャンパンの振る舞いがあると案内がありました。
ルームキーはクラブラウンジの入室カードも兼ねています。部屋の窓からの眺望は屋上庭園が見えるものでした。
館内・庭園
館内は絵画や美術品などがさり気なく多数の箇所に配置され、ソファも広い館内の廊下などに設えてあります。高級感はもちろんですが、細かな配慮も感じます。庭園も何箇所があり、お天気の良い日は軽いお散歩に最適です。
3階エレベーターホール近くにある絵画とソファ、2階洛空前にあるソファてす。ソファがあるとつい座ってしまいます。座り心地って見た目より良かったり見た目より悪かったりするので、試してみるとなかなか楽しいのです。
7階の屋上庭園です。この季節は特段花があるわけではありませんが、綺麗な黄金色の風景が広がっていました。
同じく7階の佳水園庭園エリアです。私などとても泊まることはありませんが、外観からも伝統ある和の客室なのだろうと思いを馳せました。
5階の葵殿庭園です。こちらは起伏に富んだ散策路を探検みたいに楽しめます。途中には様々な庭園のシンボルがあり、飽きない散策でした。
SPA 華頂
広々とした庭園露天風呂と屋内風呂のあるスパスペースです。6階にあり、敷地内から汲みあげる「京都けあげ温泉」の名がついた天然温泉です。
露天風呂の壁面は水路閣をモチーフにしたデザインで和モダンな雰囲気ありありです。スパ受付は6階でスパは5階にありますが、5階の湯上がりスペースにはお水が用意してあり自由に飲むことができます。
朝食(オールデイダイニング 洛空)
朝食はクラブラウンジで頂くこともできますが、品数の多いビュッフェの洛空で頂きました。入口にはお正月らしく凧が飾ってあり楽しいです🪁
洛空の会場は6時30分から。混雑をなるべく避けようと朝イチで行きましたが、まだ空は暗く最初はまるで夜の雰囲気です。日が昇り始めると徐々に明るくなり、爽やかな雰囲気のビュッフェ会場になります。席数も多くとても広いダイニングです。
ビュッフェ台は複数あり、ライブキッチンコーナーも和洋、デザートまであります。品数を見ても、かなり気合の入ったビュッフェメニューだと感じました。
洛空に入ってすぐのところにバケット類のコーナーがあります。一つ一つ袋に小分けされているため、鮮度はもちろん衛生的にも良いですね。
クロワッサンやデニッシュもあります。全般に和食の多いビュッフェの中では、存在感がありました。トースターもあり温めることもできます。
サラダは野菜の種類が多いのが印象的でした。ドレッシングも多数あり、朝から野菜をモリモリ食べられます。
コールドミールの定番メニューも充実しています。オードブルに最適なスチームチキン、スモークサーモンやボロニアソーセージもきちんと美味しい。和食のオードブル的なきんぴらゴボウや焼き茄子もあり、和も洋も色んな種類を少しずつ幅広く食べたい私には嬉しい限りです。
ご飯は京都の老舗米屋・八代目儀兵衛厳選のお米でした。粒がしっかりとしていて美味しいお米でした。おにぎりで食べても最高でした。
スープコーナーと名付けましたが、味噌汁やコーンスープ、ホテルカレーといった汁物はどれも味付けがしっかりしていて主役級の美味さでした。
ご飯が美味しいだけに漬物コーナーはこだわりを感じます。漬物がおかずになってしまうくらいにバリエーション豊富です。全部のせて漬物丼も可能です。
焼き魚は日替わりで鯖と赤魚でした。根菜と一緒に提供されており、京都らしさを感じました。私が元々鯖が苦手だったこともあり、食べれるようになった今では美味しい鯖には敏感なのですが…これは良いやつです🐟
だし巻き卵は優しいお出汁の美味しさ。トマトのローストや煮込み豆など、もう一品欲しい洋の副菜も揃っています。
温かい炊合せや蒸し豆腐は冷え込む朝には嬉しいです。小鉢には温泉卵や納豆などもあり、組み合せでバリエーション豊かなおかずにもなりますね。
洋食ブレックファストの代表的なソーセージ、ハッシュドポテト、カリカリベーコン、ボイルドエッグなど。特にソーセージは肉々しくてワイルドな美味しさです。
ライブキッチンはデザート的にパンケーキ、和食的にはおにぎり🍙と汁物でした。汁物はうどんやにゅう麺などがあり、これはとても美味しかったです。おにぎりもトッピングがちりめん山椒や牛時雨煮、鮭など種類豊富で、大きさも2口くらいの小さなおにぎりなので、色んな種類を食べれました。
ライブキッチンはまだまだ続きます。洋食的にはオムレツがあり、トッピングも豊富です。デザート的なのは日替わりでフレンチトーストの日もありました。アイスクリームはリクエストに応じてカップによそってくれます。この他シリアルもありました。
ドリンクコーナーはコーヒーマシンや紅茶コーナーがあります。茶葉は紅茶からハーブティーまで種類沢山でした。フレッシュジュースはオーダーでグレープジュースなど注いでもらえます。フレッシュオレンジジュースはグラスに入れてカウンターに並んでいました。
フルーツとヨーグルトはセルフで好きなものを取ります。フルーツは美味しさ的にはごく普通な印象でした。フレッシュオレンジジュースは搾りたてでとても美味しい🍊アイスクリームはラムレーズン好きなのでハマってしまいました🍨
おにぎり、にゅう麺、炊き合わせ、オムレツです。和洋それぞれお腹いっぱいに食べてしまいました😋洛空の朝食ビュッフェ、おすすめです。
ウェスティンクラブ(アフタヌーンティー)
クラブラウンジのウェスティンクラブ。やはりクラブラウンジが1番の楽しみです。前回の滞在で素敵なラウンジであることは体験済なので、9ヶ月ぶりとなる今回も期待が高まります。
クラブラウンジにはルームカードキーをかざして入ります。入るとお正月らしい木花と鏡餅が飾ってありました。御世話になります、よろしくお願いします🍀
ラウンジ内は広く充分な席数がありすが、人気のクラブラウンジなのでカクテルタイムには満席になることも。アフタヌーンティータイムも混雑はしますが、滞在中は待ち時間なく座れました。
席のバリエーションも様々で、基本は4人掛けの席が多くあります。ゆったりと座れる大きなソファ席もありました🛋
ビュッフェコーナーはドリンクとフードとテーブルが分かれています。フードのビュッフェ台は手前側がデザートやスナック類の置場、奥側はオードブルの置場となっています。アフタヌーンティータイムは手前側のみにデザートが並んでいました。
ドリンクのビュッフェ台の奥には冷蔵庫もあり、ビュッフェ台にないドリンクはセルフで冷蔵庫から頂くこともできます。また、珍しい機械仕掛けのコーヒーマシンもあります。台のドリンクはペットボトルや瓶入タイプのものなので、その場で開けてグラスに入れて飲むこともできます。🥤
クラッシュアイスの上に並んだドリンクは何だか屋台みたいで特別感がありますね。フードコーナーもお洒落に、かつ取り分けやすく並んでいます。品数がとびきり多いわけではないですが、和も洋もバリエーションが豊富なので飽きないビュッフェになっています。
フードコーナーの左側は軽いスナック類。チョコレートやナッツ、クッキー、おかきなどが並んでいます。軽いおつまみとして安心感のある品揃えです。
ケーキはチーズケーキやモンブラン、チョコレート、苺ムースなど種類豊富。小さくて食べやすく、きちんと美味しいケーキです🍰
和を感じるスイーツとしてわらび餅はレギュラーのようです。きな粉や抹茶で日替わりでした。お餅感たっぷりで柔らかくプリプリしていて美味でした。
お団子もレギュラースイーツの一品です。三色団子とみたらし団子が日替わりでした。みたらし団子は餡が美味しかったです。お団子なんてとても和を感じて京都らしく良いですね🍡
変わったスイーツとしては京豆腐とようけ屋の豆腐ヨーグルトが美味しかったです。豆腐の味と舌触りがほのかに残っていて楽しい一品でした。苺のジュレは滑らかで飲むように食べてしまいます。乗っている苺もきちんと申し分ない甘さでした。フルーツポンチも手作りを感じるものでした。
コーヒーマシンは2種類あり、1つはビュッフェテーブル左にあるネスプレッソマシーン。引き出しの中には多彩なポーションがぎっしりと入っています。もう1つはドリンク台の奥にある機械仕掛けのコーヒーマシンです。スイッチを押すとガタゴトと動きだし、楽しく見ながらコーヒーの出来上がりです。もちろんお味も申し分ありません☕
アフタヌーンティータイムに食べた品々です。みたらし団子や苺のジュレ等など、また食べたいな😋
ウェスティンクラブ(イブニングカクテル)
イブニングカクテルも基本的にレベルの高いフードが提供されていると感じます。イブニングカクテルは17時〜19時の時間帯になりますが、この日は混んでいたこともあり、17時30分に訪れたところ、その場で20分ほど待って席に案内頂きました。
クラブラウンジも夜は奥の明かりが落ちているようにドアの外からは見えます。ムード感がありますね。イブニングカクテルタイムのビュッフェ台は昼よりも増して華やかで豊富な品揃えでした。
イブニングカクテルタイムにはドリンク台に所狭しと様々なアルコールが並びます。この時ばかりはジュース類は脇役になってしまいます。ビールに冷酒、スパークリングワインなど目移りしそうな魅惑のお酒ですが、バーテンダーの方が常駐しているので、お好みのカクテルを作ってもらえます。このカクテルが一番の楽しみだったりします。オードブルコーナーは盛況でフードの回転がとても早い印象でした。
ビールはスーパードライにプレミアムモルツ、エビス、一番搾りと種類豊富。ビール好きにはたまらないと思います。このほか京の銘酒「神蔵」やアルゼンチンのスパークリングワイン「カテナ アラモス」も。大量に提供するアルコールながらも、きちんとセレクトしている印象を受けました🍾
スティルワインのバリエーションも飲み比べが楽しそう。ポルトガルの白ワイン(ソアレイリョ・アロー)やフランスのナチュラリス、フランソワ・ラベがコルシカ島のブドウで作るワインなどもあり、ワインで複数種類を用意してあるのは珍しいのではと感じました🍷
バケットやクラッカー、チーズ、スモークサーモンや生ハムなど、おつまみになるコールドミールも種類豊富です。
野菜スティックは特製ソースをディップして楽しみます。スパイシーポテトや蟹味噌豆腐は少量に小分けされています。美味しいのでついついおやつ感覚で食べてしまいます。お酒にもぴったりです。
何と、牛肉の赤ワインソースがありました。柔らかくてこれは美味しい。白身魚のバジルソース、コールドローストポークもお酒と一緒に食べ進みます。
揚げ野菜の京湯葉餡掛けは温かくて美味しい。ローストビーフや海老のフリッターまでありました。すこぶる豪華な品揃えです。海老のフリッターはスイートチリソースがありましたが、そのまま食べて充分美味しかったです。もうお酒が進みまくりです。
夜のスイーツとしてフルーツポンチやよもぎ団子、抹茶わらび餅、ケーキのオペラや苺ムースがありました。
カクテルはカンパリオレンジやスクリュードライバーを楽しみました🍹
テーブルランプの優しい灯りの中でのイブニングカクテルタイムは、幸せで夢見心地でした。ウェスティン都ホテル京都のクラブラウンジはやはり素晴らしい時間が約束されていました。