【宿泊記】シェラトン都ホテル東京(2023.5.4~5)
かねてより気になっていたシェラトン都ホテル東京。都会にありながら緑にも囲まれていて、プリンスともまた違う雰囲気。クラブラウンジは豪華で優雅に過ごせるホテル。そんなイメージのホテルでしたが、初上陸した感想は期待を裏切らない素晴らしい滞在を叶えてくれたホテルでした。宿泊費は20,158円でだいぶ前に予約していたためお安く泊まれました。現在は3万円を超えるハードルの高いホテルになってしまいました。今回はそんなシェラトン都ホテル東京の宿泊記をご覧いただけたら嬉しいです。
ホテル外観・館内
ホテルへのアクセスですが、JR目黒駅の東口からホテルの無料バスが15分間隔で運行しているので、無料バスを利用するのが便利です。乗ってしまえば10分経たずに到着してしまう距離です。なお、東京メトロ・都営地下鉄の白金台駅からは徒歩4分です。また、10時までの時間帯は品川駅の送迎があります。
到着すると、横に広がる大きなホテル外観が印象的です。威風堂々といったイメージです。エントランスも広く車付もでき、ホテルバス停もありました。
館内に入ると落ち着いた雰囲気で、まず正面にロビーラウンジのバンブーが目に入ります。大きなガラス張りの窓の奥には野性味を残す庭園の景色が広がっており、とてもよい眺めです。また季節柄、立派な五月人形が飾られていました。
庭園
庭園は地下1階からアプローチできます。1階のレセプション前のエスカレーターで降りると近道です。
庭園に出ると、まるで林のような自然が広がっています。都心の大きなホテルにある庭としては想像以上の野性味溢れる庭園の印象でした。散策路には文殊菩薩像がありました。
高く生い茂った枝の隙間から見えるホテルの姿は、大自然に溶け込んだかのような印象で素敵でした。より散策を楽しみたい場合は、軽く整備された山道を上ることもできます。上っても所要時間は5分程度です。
散策の途中に相生銀杏がありました。大きな大きな銀杏の木で、途中から幹が2本寄り添うように伸びていて、仲の良い夫婦のような木で気に入りました。
客室(プレミアムスーペリア)
案内頂いたお部屋は9階でした。同ホテルの最上階が12階のため、9階は比較的高層フロアなのだと思います。予約していたのは一番安価なスタンダードクイーン(26平米〜28平米)でしたので、チェックインの際に案内はありませんでしたが恐らくプレミアムスーペリア(30平米)にアップグレードしていただいたのではと推測します。
部屋は外光が良く刺しこみとても明るい印象です。狭さは感じませんが、特段広いといった印象もありませんでした。滞在には不自由なく快適に過ごせました。
カーテンの遮光はきちんとしています。仕事もできそうなテーブルが独立してあり、コーヒーなどを楽しめそうな丸テーブルもありました。リビング機能としては悪くありません。
ベッドはキングサイズでマットレスの硬さも丁度よく、寝心地も良かったです。ライトも左右にあり、充電コンセントもありました。
カーテンを全開にした窓は大きく、外光も明るく開放感に溢れていますが、反面、マンションビューで景色としてはもうひとつです。もちろんレースのカーテンでプライバシーは確保です。独立した机はパソコン作業にも適したしっかりしたものでした。
テレビは55インチの大画面で見やすかったです。テレビ下にはタンスがあり、パジャマなどが入っていました。
ミ二バーコーナーと冷蔵庫は隣接していて使い勝手は良かったです。グラスやコップはバーのように吊り下げ式でお洒落に保管されています。冷蔵庫の中は有料ドリンクがありますが、持ち込んだドリンクなどをしまえるスペースはありました。
ネスプレッソマシンもありました。ポーションやマグカップは引き出しにしまってあります。お茶や紅茶のティーパックのほか、電気ケトルもありました。
クローゼットの中には充分な数のハンガーとバスローブ、ふかふかのスリッパがありました。持ち込んだ荷物をゆったりしまえる程の広さはありませんでした。トイレは洗面所と一体式です。広さは充分にありました。
洗面台は充分な広さがあり鏡も前面に大きく配置🪞アメニティはミニチュアボトルで揃っており、入浴剤はミニパックで3種類ありました。これは嬉しいサービスです。バスルームは洗い場とバスタブが分かれておりこれも使い勝手が良かったです。
部屋からの景観はマンションビューですが、下に目をやると庭園の林が見えました。
ルームキーは薄い材質のカードタイプでした。これをドアに差してセンサーで解錠するタイプです。クラブラウンジは入場用に紙のパスを貰いました。
シェラトンクラブラウンジ(フロア紹介)
シェラトンクラブラウンジはホテル2階にあります。クラブラウンジのパスを入口で提示して入場します。
エレベーターホールから見たラウンジはガラス張りでフロアの雰囲気が伝わってきました。ラウンジは2つのエリアに分けて解放していました。
入口を入ってすぐにはクラブラウンジのレセプションがあり、スタッフの方が常駐しています。
レセプション左の部屋からクラブラウンジの飲食スペースになります。庭園の木々が窓の外に見えて爽やかな雰囲気のフロアスペースです。席はゆったりと配置されています。
更に奥にもう1つフロアスペースがあります。こちらのフロアはフードやドリンクコーナーも併設されています。テンポよく飲食したい方はこちらのスペースがおすすめです。ちなみにその奥にもフロアがありそうでしたが規制されていました。
シェラトンクラブラウンジ(ティータイム)
チェックイン後の13時くらいにティータイムでまずお邪魔しました。ティータイムの時間帯としては12時〜17時、21時〜22時で、ドリンクとお菓子、スナックが振る舞われます。なお、21時〜22時はフードがごく少量のスナック類に絞られるため、ティータイムとして訪れるのは12時〜17時がお勧めです。
どの時間帯も共通して提供されるコーヒーマシン、紅茶や日本茶、オレンジジュース、アップルジュース、フルーツウォーターです。
いかにも業務用の冷蔵庫には、ペプシやマウンテンデュー、トニックウォーター、ミネラルウォーターが冷やしてあり自由に頂けます。
フードコーナーはコーナーカウンターにぎっしりと各種お菓子やデニッシュが配置されています。
ドリンクコーナーとフードコーナーは一連のカウンターで続いているので、取り分ける際の人の流れとしてはスムーズです。
お菓子類は瓶に入っており、トングで取り分けます。デニッシュはカゴに盛り付けられているのをトングで取り分けます。
デニッシュコーナーの充実ぶりには驚きます。パン・オ・ショコラ、シナモンデニッシュ、ヘーゼルナッツデニッシュ、モカスワール、クロワッサンがありますが、これらの甘い系のデニッシュは朝食会場の四川よりも充実しています。
いよいよお菓子類の紹介です。チョコチャンククッキー、ホワイトチャンククッキー、ダブルチョコチャンククッキーです。1枚1枚が大きくボリュームが凄いです。もちろん美味。
ドーナツ系のお菓子は2種類あり、ベニエ・ベリーとあんドーナッツです。懐かしいポン菓子もありました。
安定感のあるお菓子の印象のドライフルーツ(パイナップル)、ミックスナッツ、柿の種もありました。
デニッシュとドーナツを盛り付けるとかなりの壮観です。おなかいっぱいに美味しくいただきました🍩なお、ヘーゼルナッツデニッシュは美味しくて何度もお代わりしました✨️
シェラトンクラブラウンジ(バータイム)
17時〜19時はバータイムでコールドミール、ホットミールのオードブルとアルコールが振る舞われます。なお、19時〜21時はリフレッシュタイムとしてオードブル以外のスナックとアルコールを引き続き頂くことができます。
フロア中央の台にはアルコールとワインクーラーが用意されました。華やかに配置され、まるでアルコールドリンクの生け花のようです🥂🍾
梅酒やスパークリングワインなどはワインクーラーで冷やされ、赤ワインは常温で用意されています。赤ワインの銘柄はスペインのセニョリオ・デ・オルガスでした。
スパークリングワインの銘柄はルネ・ラ・フランス。ビールはスーパードライと一番搾りがあり美味しくいただきました。美味しい梅酒も久しぶりにロックで堪能しました。
フードコーナーは美味しくてボリュームのある品々が提供されていました。牛すじ煮込み、鶏のグリーンカレーです。カレーの鶏肉が柔らかくて美味しすぎです。
かに焼売、スナック類(おかき、柿の種)です。かに焼売は感嘆の美味しさです。
鴨のスモーク仕立て、サーモンとほうれん草のテリーヌも最高に美味でした。
サラダ、帆立のエスカベッシュです。
ひと通り盛り付けるとこのボリュームです。夕飯代わりになってしまう本格的な内容で味も申し分ありせん。
赤ワインやビールなど含めてたくさんのお酒を頂いたバータイム🍻素晴らしいクラブラウンジです。
中国料理 四川(朝食)
朝食はクラブラウンジでも頂けますが、エリート特典でレストラン朝食をチョイスしてみました。SNSでは四川の朝食はクラブラウンジと変わらないレベルとか、カフェカリフォルニアでの和朝食セットの方が満足感が高いとか見受けられましたが、ビュッフェ好きなので四川をチョイスです。賛否も自分で経験しないことには…ですからね。
朝食の時間帯は7時~10時です。訪れたのは7時半くらいてましたが、もう満席に近い状況でした。やはり主にお子様連れの方の利用が多いように感じました。
レストランはL字のフロアで、庭園に面した通路席も数多くあり明るい雰囲気✨️中国料理のレストランらしく、店内には古代中国の兵馬俑の模型もありました。なかなか楽しいです。
ビュッフェ台は一定程度は品数豊富で、種類が少ないといった印象はありません。強いて言えばクラブラウンジなどより目玉の料理があると良いと思いますが、現状ではスクイーズオレンジジュースくらいなのかもしれませんね。雰囲気もよく私的には全然及第点です。
早速ビュッフェ内容の紹介です。まずはスクイーズタイプのオレンジジュースマシン。これは横浜ベイシェラトンやコートヤード銀座東武ホテルにもありました。自分で絞れるのが楽しいですね🍊
グレープフルーツジュース、トマトジュース、アップルジュース、牛乳、無脂肪牛乳、豆乳、飲料水、常温水、アーモンドミルクなど。一定の品揃えのあるジュースコーナーです。
パンコーナーもなかなかの品揃えです。デニッシュ各種、クロワッサン、バケット、マフィン各種、ミニパンケーキ、ヴール・アルティザン、グラハムファイン、フォカッチャ、黒糖ヴール・ヴィエノワ、プティブランがありました。
こちらはコーヒーマシン&ティーコーナー、食パン、ジャム&マーガリン、シリアルコーナー、ミニドーナツコーナーです。ミニドーナツは子供が喜びそうです。
デザート系として、ドライフルーツ、ヨーグルト、パイナップル、グレープフルーツ、メロン、オレンジ、ブルーベリーがありました。
サラダコーナーには大根サラダ、海藻サラダ、リーフサラダ、キュウリ、コーン、プチトマトがありました。
コールドミールとしてチーズ各種、ローストポーク、チキン、雲仙ハム、スモークサーモンです。サラダの続きでブロッコリーもありました🥦
ピリ辛こんにゃく、中華くらげ、納豆、味付け海苔、焼き鯖、だし巻き卵もありました。
主食的な品揃えとして、うどん、ご飯、味噌汁、カレーがありました。これらがあると大人から子供まで安心ですね。
ホットミールはエビ焼売、焼売、ベーコン、ソーセージ、マッシュポテト、スクランブルエッグ、ソテーマッシュルーム、蒸し野菜です。
卵料理は席でオーダーシートに焼き加減などを記入して頼んだ後、ライブキッチンで調理してテーブルまで運んでくれます。今回はオムレツと目玉焼きと両方食べました🍳他の料理もひと通り食べましたが、特別な高級感はなくともどれも美味しく、私的には四川での朝食ビュッフェは満足感のある内容でした🍀